【女性不妊】6大原因を徹底解説!

【女性不妊】6大原因を簡単解説!

不妊…といえども原因は様々あります。

今回は女性側の原因をできる限り簡単に解説していきます。

男性側の原因を知りたい方はこちら↓

syu-pico.hatenablog.com 

6大原因

①加齢による卵子の老化

排卵障害

③卵管の異常(卵管閉塞、卵管狭窄、卵管留水腫など)

④子宮の異常(子宮筋腫、子宮内膜の異常、子宮奇形など)

⑤子宮頸管粘液異常

⑥免疫の異常(抗精子抗体など)

 

これらが大きく分けた原因になります。

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ここからは一つ一つ詳しく見ていきます!

①加齢による卵子の老化

加齢により「卵子の数は減少」し、さらに「卵子の質も低下」します。

また加齢では「卵子の染色体異常の割合も上昇」することがわかっています。

この卵子の老化については不妊の方で30代後半以上の方の原因では1番多い言われています。

詳しくはこちら↓

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 ②排卵障害

これは「排卵排卵がない)、排卵の遅れ、稀にしか排卵が起こらない」というものになります。

稀にしか排卵が起こらない場合には月経周期が乱れる原因にもなります。

原因は卵巣機能の低下(早発卵巣不全など)やホルモン分泌の異常(多嚢胞性症候群)、ストレス、急激な体重の減少などが考えられます。

 

*早発卵巣不全

「早発閉経」ともいい、40歳未満で卵巣機能が低下し、無月経となる状態のことをいいます。染色体の異常や自己免疫疾患などが原因と考えられています。 

 

*多嚢胞性症候群(PCOS

卵巣内に小さい卵胞が連なり詰まった結果、排卵に障害が起こるものになります。

大きな特徴として

1.アンドロゲン(男性ホルモン)過剰

2.黄体形成ホルモン(LH)高値

LHとは脳から分泌され、排卵を促し黄体(排卵後に卵胞が変化するもの)形成を

 促すもの。

3.両側の卵巣で多嚢胞性変化

 →卵巣の表面に小さな卵胞(嚢胞)が多数連なるようになった状態。

 基本的に卵胞は大きくなると排卵となるが、この場合では膜が肥厚し卵巣の表面が

 硬くなり、排卵が起きず、多数の卵胞ができてしまう状態。

4.月経異常(無月経、月経不順など)

 

他には、肥満や多毛、にきびが増えるなどの症状が出る方もいます。

 

 

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③卵管の異常(卵管閉塞、卵管狭窄、卵管留水腫など)

卵管の働きは卵子を取り込み、精子と受精する場所となり、受精卵を運ぶ」になります。

なので『卵管の異常が起こる=卵子精子が出会えない=受精できない』ということになります。

この卵管の異常を起こす原因はクラミジアなどの感染症虫垂炎(盲腸)などの腹腔内手術、腹膜炎、子宮内膜症などがあります。

ちなみに、クラミジア感染症性感染症!)が卵管の異常を起こす原因で最も多くなります。

子宮内膜症も癒着や炎症により卵管の異常が起こりやすくなります。

 

④子宮の異常(子宮筋腫、子宮内膜の異常、子宮奇形など)

 *子宮筋腫

子宮の筋肉からできる良性の腫瘍になります。これは命にかかわるものではありませんが、婦人科の腫瘍の中では1番多い病気になります。

子宮筋腫になると「着床の障害、卵子をうまく取り込めまい、精子の移動の妨げなど」につながることがあります。

これはすべての方が治療を必要としない場合もありますので、その方の置かれている状況についてしっかり主治医と話し合い決めて行くことになります。

 

*子宮内膜の異常

子宮内膜の異常により、着床障害の可能性があるものの代表的なもの↓

・子宮内膜ポリープ

 →子宮内膜の細胞がホルモンなどの影響を受けて異常に増殖し、子宮内腔に向かって

  腫瘍ができたもの

・子宮内膜増殖症

→子宮の内膜が増殖し、過剰なものに厚くなってしまうもの

・アッシャーマン症候群

→これは子宮内の組織に癒着が起きるもので、流産手術や分娩などの人工的なものが

 原因となる

・子宮の内膜が通常より薄い

→子宮内膜が薄い場合も着床の障害が起こりやすいといわれており、原因として

 ホルモンの不足や卵巣機能低下、クロミッドなどの排卵誘発剤の服用などが

 考えられます。

 

*子宮奇形

これは先天的(生まれる前)子宮の形が正常ではなく、妊娠しにくいケースもあります。

 

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⑤子宮頸管粘液異常

子宮頚管粘液とは子宮頸管内(子宮の入り口付近)を満たしている粘液で、排卵期になると増加し、精子が子宮内に進入しやすいよう手助けをしてくれます。

ですので、この粘液が少ないと上手く精子が子宮内に進入せず、妊娠しにくくなる場合もあります。

子宮頸がんのため子宮の入り口を切除している場合にも粘液の分泌は不良となります。

 

⑥免疫の異常(抗精子抗体など)

免疫の異常としては、精子の運動を止めてしまう「精子不動化抗体」が受精を妨げる原因として考えられます。

近年、この抗精子抗体をお持ちもカップルでも体外受精を行い妊娠するケースが増えており、他の原因で体外受精を受ける方と比べ妊娠率は高いともいわれています。

 

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これらが不妊の大きな原因と言われていますが、原因不明の方もたくさんおられますし、現在では「原因に対しての子供授かれる手段」も増えてきました。

なかなか子供も授かれず不安な日々を過ごしている方がいたら、一度原因について考えてみてほしいと思います。

原因がわかることで、道が開ける方はきっとおられると思います。

 

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原因を突きつけられた

その瞬間

自分を責めたくなるけれど

責めても先には進めない。

これが何かの運命なのだと

少しずつでも前を向く。

 

pico助